
人生の最後を見送る大切な儀式である「お通夜」「告別式」「火葬」。 初めての方にとっては、どのような流れで進むのか、どんな準備が必要なのか、不安に感じることも多いでしょう。 本記事では、病院での逝去から火葬までの一般的な流れを、葬儀のマナーや注意点も含めて詳しく解説します。
大和葬儀社では、鹿児島県内に14の施設を備えており、ご葬儀が重なっても対応可能です。安心してご相談ください。
1. お通夜前の準備と手続き|葬儀の第一歩
病院で亡くなられた場合、まず医師が死亡確認を行い、「死亡診断書」を発行します。その後、遺族は葬儀社に連絡し、ご遺体の搬送を依頼します。ご遺体は自宅または葬儀社の安置施設に移され、ドライアイスなどで保護処置が施されます。
仏教では、僧侶を招いて枕経(まくらぎょう)をあげることがあり、これは故人の魂を安らかにするための読経です。その後、葬儀社と打ち合わせを行い、葬儀の流れや日程を決定し、喪主を決めた上で火葬場の予約などの手続きを進めます。
2. お通夜|故人との最後の夜を過ごす儀式
お通夜は、故人との最後の夜を過ごし、冥福を祈る儀式です。かつては一晩中行われるのが一般的でしたが、現在は「半通夜」として1〜2時間程度で終わることが増えています。
お通夜の流れとマナー
- 受付開始:開始の30分前から1時間前に参列者が受付を済ませ、香典を渡します。
- 読経と焼香:僧侶が読経を行い、参列者は順番に焼香をします。
- 喪主の挨拶:読経が終わると、喪主または遺族代表が参列者へ感謝の言葉を述べます。
- 通夜振る舞い(地域による):軽食や飲み物が振る舞われることがありますが、近年では省略されることもあります。
服装のマナー:お通夜には喪服(ブラックフォーマル)を着用するのが基本ですが、略礼服でも構いません。派手なアクセサリーは避け、控えめな服装を心がけましょう。
3. 告別式|故人を送り出す最後の儀式
告別式は、故人に最後のお別れをする厳粛な儀式です。一般的に午前10時〜11時ごろに開始されます。これは火葬場の予約時間や遠方からの参列者の利便性を考慮して決められます。
告別式の流れ
- 受付開始:参列者は開始30分前に受付を済ませ、着席します。
- 読経と焼香:僧侶が読経を行い、参列者は順番に焼香をします。
- 弔辞・弔電の紹介:故人と親交の深かった方が弔辞を述べ、弔電が紹介されます。
- 喪主の挨拶:喪主が参列者へ感謝の言葉を述べます。
- 最後のお別れ:棺の中に花や思い出の品を入れ、故人を霊柩車に乗せ、火葬場へと向かいます。
香典の相場:一般的には5,000円〜10,000円程度が相場ですが、故人との関係性によって異なります。香典袋には「御霊前」または「御香典」と表書きするのが基本です。
4. 火葬|故人を荼毘に付し、遺骨を納める儀式
火葬は、日本では一般的に行われる儀式です。
火葬場での流れ
- 火葬炉への移動:僧侶による読経が行われることもあり、喪主や遺族は炉の前で最後のお別れをします。
- 火葬:通常1〜2時間かかり、その間、遺族は待合室で過ごします。
- 収骨の儀:遺族は専用の箸を使い、遺骨を骨壺に納めます。地域によっては足の骨から順に収める風習があります。
- 帰宅後の安置:遺骨は後飾り(自宅用の祭壇)に安置され、四十九日までお参りを行います。
火葬場でのマナー:火葬中は静かに待ち、遺族同士で思い出を語る時間としましょう。スマートフォンの使用は控え、場の雰囲気を大切にします。
5. まとめ|葬儀の基本を知って安心して準備を
病院で亡くなられた場合、医師による死亡確認の後、葬儀社の手配、安置、葬儀の準備を進める必要があります。 その後、お通夜・告別式・火葬を経て、故人を送り出します。
お通夜、告別式、火葬は、故人を偲び、心を込めて送り出す大切な儀式です。初めての方でも安心して参列できるよう、基本の流れを理解しておくと良いでしょう。
とはいえ、突然の訃報に戸惑い、何をすればよいのかわからないという方も多いかと思います。 そうした場合でも、ご安心ください。
大和葬儀社では、長年の経験を活かし、ご遺族の気持ちに寄り添いながら、通夜から告別式、火葬までの流れをしっかりとサポートいたします。
葬儀に関する疑問やご相談がございましたら、お気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。 少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。